こんにちは、メケです。
ServiceNowにはCSA(Certified System Administrator)という認定資格があります。
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今回はその試験範囲の1つである「データベースの管理」の中の「CMDB」について解説します。
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「CMDB」って初めて聞く言葉だけどなんだろう??
企業ではサーバーやパソコンなどの備品やシステムを構成するソフトウェアなど様々なモノが使われていますね。
それらを管理していくのが今回紹介するCMDBです。
CSAの試験にはここから出題される問題もあるかもしれません。
CMDBとは
まずはCMDBとは何なのかというと・・・
CMDBは『Configuration Management Data Base』の略であり、『構成管理データベース』と訳されます。
CMDBはCI(構成アイテム)とCIの関係性を管理するものです。
CMDBを管理するテーブルとしては以下の2つを覚えておきましょう。
- cmdb_ci:CIデータを含む構成アイテム
- cmdb_rel_ci:CI関係性データを含むCI関係性
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「CI」・「関係性」?
イメージがつかないなぁ
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大丈夫だよ。
これから実際の画面を見ながらどんなものかを説明していくよ。
CI Class Manager
まずは、CI Class Managerという画面を表示しましょう。
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画面左上のフィルターナビゲータで”CI Class”と入力しましょう。
以下のように表示されるので、CI Class Managerを選択します。
- Configuration
- CI Class Manager
CI Class Managerの画面が表示されるので、画面中央下の「Open Hierarchy」をクリックします。
(上記画像では隠れていますが、CI Class Managerの下の「Hierarchy」でもOKです。)
数が多いので任意のCI Classを検索したい場合に左上の検索窓を使います。
今回は”Server”で絞り込みました。
私の、PDI環境のサンプルデータでは以下のような階層が表示されます。
- Configuration Item
- Hardware
- Computer
- Server
- Computer
- Hardware
今回は「Server」の一番下に表示される”Windows Server”を例に説明を続けますね。
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基本情報が表示されます。
先程選択した、”Windows Server”クラスの名前やテーブル名などが表示されています。
テーブル名は”cmdb_ci_win_server”となっていますね。
CIリスト
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画面左の最下段にCIリストが表示されているのでクリックすると、右側にCIリストが表示されます。
CIリストには選択した、CIクラスに属するCIのリストが表示されます。
今回の例ではWindows Serverクラスに属するCIが8件表示されました。
任意の名前のリンクをクリックすると詳細画面が表示されます。
CI:構成アイテム
CMDBは構成管理用のデータベースですので、当然構成管理されるモノが必要ですよね。
その構成管理されるモノを表すのが構成アイテム(CI:Configuration Item)です。
構成アイテムは実際に物体として存在するコンピュータやデバイス装置だけではなく、アプリケーションやメールサービスなど物体としては存在しないものも含まれます。
構成アイテムはビジネスに関わる有形・無形のデバイスやアプリケーション
構成アイテムはcmdb_ciというテーブルにて管理されることになります。
CI属性
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CIの画面を開くと上部に表示されているのがCI属性です。
CIクラスに応じた属性を管理できます。
- 名前
- 会社
- 資産タグ
- シリアル番号
- 説明
など
関連アイテム(Related Items)
関連アイテム(Related Items)には対象のCIと関係があるCIが表示されるエリアになります。
表示場所はCI属性の下部に表示されてますね。
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今回選択したのはWindowsServerだったので使用されるものとして以下のようなものが関連付けられていました。
- ストレージデバイス
- サービス
- サーバー
リンクをクリックすることで選択したCIの詳細画面へ遷移することができます。
CI関係性
cmdb_rel_ciというテーブルにて管理されることになります。
関係性エディター
新たなCIの関連を追加する場合は関係性エディターを使用します。
関係性エディターの画面はこんな画面です。
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依存関係ビュー
構成アイテムをグラフィカルに表示する方法として依存関係ビューというものがあります。
垂直に表示したり、
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水平に表示したり、
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サービスやサーバーなどのグループに分けて表示したりできます。
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アイコンをドラッグすることで自分の好みの位置に動かすこともできます。
表示しているWindowの大きさに合わせて、目に見えて動いていくのですごいなぁと思いました♪
是非、PDI持っている人はすぐに試せるので一度、触って見て下さいね。
CMDBを活用する上で、CI(構成アイテム)間の依存関係や関係性をグラフィカルに目に見えるようにすることで、以下のようなサービスプロセス管理の運用能力が向上することでしょう。
- 要求管理
- インシデント管理
- 変更管理
- 問題管理
まとめ
今回はCMDBについて紹介しました。
CMDBは様々なサービスプロセスと密接に関係するものです。
CI(構成アイテム)や関係性を管理するのがCMDBになります。
ServiceNowでは「関係性エディター」や「依存関係ビュー」を使用することでCIの関係性を編集・参照することが可能。
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CMDBはまだまだ奥が深いので、もっと知りたければ、
公式ドキュメントやPDI等で実際に環境を触ってみてね。
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なんとなく、CMDBの事がわかった気がしたよ。
依存関係がグラフィカルに見れるのは楽しいね♪
もっと理解を深めるには
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文字だけを見て学ぶよりも、実際にServiceNowの環境を触ってみるのが効果的です。
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そんなこと言っても家では会社の環境にはアクセスできないよ〜
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PDI(個人用開発インスタンス)を使用すれば、誰でもどこからでも無料で自分だけの環境を作ることができるんですよ。
以下の記事を参考にしてみて下さい。
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これで、家でこっそりServiceNowのことを勉強して、会社で「できるやつ」って思われるかもね。
それぞれでどんな事ができるかはCSAの試験にも出題されます。
試験対策だけでなく、実際に使用する人や開発する人でもどんな事ができるかは知っておいて損はないかなと思います。
他のCSA対策の記事はこちらでまとめているので、よかったら是非見てやって下さい。
見ていただけると、とても喜びます😆
本記事に書かれていないものでこんな問題も出ていたよなどがあれば、コメント欄に記載頂くかお問い合わせフォームより連絡頂けると幸いです。
連絡いただけたものは随時加筆させていただこうと思います。
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最後まで見て頂きありがとうございます。
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