【ServiceNow】ServiceNow(サービスナウ)って何?

突然ですが、『ServiceNow(サービスナウ)』というのをご存知でしょうか?

このページを訪れた多くの人は会社などで『サービスナウ』という言葉を始めて聞いた人が多いのではないでしょうか?

私もその一人です。

当時、会社で「サービスナウ」の仕事になることを聞いたのですが、なんの事かわかりませんでした。

今度の仕事はサービスナウの案件になりそうだから~

はい。調べときます。
(「さーびすなう」ってなんだろう・・・)

新しい言語か何かかな?

ネットで見てもよくわからん。

公式サイトも英語だし。う~ん・・・

今回はこのような人に対して、『ServiceNow(サービスナウ)』というのが何かというものを紹介していきます。

目次

サービスナウって何?

ざっくり言うと、ServiceNow(サービスナウ)とは以下の2つを意味するものです。

  • 会社
  • サービス

エンジニアの人に馴染みがありそうなもので置き換えると、Oracle(オラクル)っていう会社が、Oracle(オラクル)っていうDBをサービスとして提供しているようなものだとイメージしてもらえればいいかと思います。

会社

ServiceNowってどんな会社?

まずは「会社」という視点から。

どこにある会社で、どんな会社なのというと?

ServiceNowはアメリカに本社を構える会社です。

2004年にFred Luddy 氏によって創設されています。

本社はサンタクララ(カリフォルニア州)。アメリカの西海岸サンフランシスコにあります。

西海岸かあ。一度は行ってみたい!

端的に何をしている会社かというとWikiによると以下とのことです。

「企業向けサービスマネジメントクラウドの SaaS  プロバイダ」

個人に対してではなく会社などの団体に対して、サービスを提供する会社です。

その提供方法としてはクラウドでインターネットを通してSaaSという形で提供されます。

利用者はブラウザだけがあれば提供されるサービスを利用することができます。

SaaSとは・・・
「サース」もしくは「サーズ」と呼びますソフトウェア・アズ・ア・サービスの略であり、インターネットなどを経由して、ソフトウェアをサービスとして提供・利用することです。

すごい会社なの?

公表されている情報をみると・・・

2020年度のサブスクリプションでの収益

$4.286billion(日本円とすると約4710億円 1$=110円換算)

年間の成長率は32%とのことです。

従業員数

約14,000人

外部からの評価 (FORTUNE)

2020年の『Future50』(長期的な成長の可能生が最も高い企業)というもので1位獲得

2021年の 『100 Best Companies to Work For』(働きたい会社ベスト100)に選出

 など、以下のような賞を獲得しているとのことです(下図は公式ページより引用)

収益も成長率もすごく高くて、

注目されている会社なんだね。

拠点

アメリカを中心に日本を含むアジア・ラテンアメリカ・ヨーロッパ・アフリカなど世界各地に拠点があるグローバルな会社です。

日本法人は2013年に設立されており、現在は森ビルにオフィスがあります。

日本にもオフィスがあるなら安心だね

サービス

提供しているサービスはどんなもの?

続いて「サービス」という視点から。

公式サイトには以下のような記載があります。

事業内容

従業員およびカスタマーエクスペリエンスの新しい時代へようこそ。Now Platform は、デジタルワークフロー革命のための、プラットフォームのためのプラットフォームです。

上記の黄線部は意訳すると『複数のプラットフォーム束ねるためのプラットフォーム』ということになります。

企業で様々な業務を行う上では、システムは欠かせなくなっています。

  • お客様から受けた問い合わせを管理するシステム
  • 営業情報を管理するシステム
  • 会社の人事など内部の情報を管理するシステム
  • 社内外でコミュニケーションをとるためのメールやチャット

など

皆さんも色々なシステムを活用しながら日々の業務を行っていることかと思います。これらはそれぞれ、その業務を行うプラットフォームと言えます。

ただ、これらのシステムはこれまで部分最適をしながら構築されてきました。

各システムは完全に独立しているわけではなく、随時連携が必要です。

そこには手動の作業が入ったり連携のための仕組みを作ったりしております。

このように個別に乱立したシステム群を全体最適を考えて、再構築しビジネスのワークフローを自動化する。

それを実現するテクノロジーがServiceNowとなります。

今までは個々のシステムでの部分最適をしてたけど

ServiceNowという一つのサービスを使った全体最適を

実現するということだね。

上記で述べたような企業の活動を支援するシステム群は、その企業を支える複数のプラットフォームといえます。

それでは、ServiceNowの『複数のプラットフォーム束ねるためのプラットフォーム』はというと

1つ1つのシステムは最適化したかもしれませんが、それを使うユーザーからすると複数のシステムが存在します。場合によっては会社としての1つの資料を作るときには複数のシステムをいったりきたりする必要があります。

また、それらのシステムはUIも異なり、使いこなすには大変な労力を使うことになり、結果的に生産性の低下を招いてしまうこともあります。

ServiceNowを使うことで他システムの連携も含めて、同じUI(見た目や操作性)を用いることができ、結果的にUX(ユーザー体験)が向上し、全体最適が行えるようになります。

上記のような束ねるプラットフォームをServiceNowが提供してくれています。

ServiceNowではNow Platfom というものが中核にあり、これによりアプリケーションの開発実行、及び管理に必要なインフラを提供してくれます。

また、ServiceNow以外の外部のサービスとの連携も可能です。

  • Twitter
  • Slack
  • Teams
  • AWS
  • Azure
  • SAP

など他多数

ServiceNowがプラットフォームを提供しているから

その上で、開発~管理まで全部できるんだね。

そこに普段使ってる他のサービスとの連携もできるから企業全体のプラットフォームになり得るってことか。

ITSMが得意分野

創業当時からITSM(Information Technology Service Management)に特化したサービスを作っていたようで、そこが得意分野だと言えます。

ITSMって何?というと

ITサービス管理と略され、ITサービスの提供とその改善を行うマネジメント活動を指します。

以下のような内容の管理があります。

  • インシデント管理
  • 問題管理
  • 変更管理

など

その他にも

ServiceNowではITSMの他にも以下のようなプロダクトラインが用意されています。

  • ITOM:IT Operations Management
  • ITBM:IT Business Management
  • ITAM:IT Asset Management

など他多数

ITSMも含めてこれらのプロダクトは一般的なニーズを満たした機能を提供するもので、必要に応じて各企業でのカスタマイズが可能です。

また、これらのプロダクトを使用せずともNowPlatform上でテーブル設計や画面設計をしながら、1から作ることもできます。

まとめ

ServiceNowって・・・

  • 企業向けのSaaSプロバイダ
  • 今もどんどん成長している世界的に認められる企業(年成長率30%超)
  • Now Platformにより開発・実行・管理をワンストップで行える
  • ITSMをはじめとした様々なプロダクトが用意

今回はServiceNowって何?ということで、どんな会社なのか・何をしているのかをざっくり紹介してみました。

初めてServiceNowという言葉を聞いた人が、ちょっとでも理解が深まるきっかけになれれば幸いです。

実際に使ってみるのが一番ということもあるので、以下も参考にしてみて下さい。

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詳細に知りたい方は公式サイトも参考にしてみて下さい。

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この記事を書いた人

IT業界で10年以上働くエンジニアです。

ServiceNowを通じて様々な事を学び、発信していきたいです。

■ServiceNow保有資格
 CSA(Certified System Administrator)
 CAD(Certified Application Developer)

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