【ServiceNow】Dynamic Translation(翻訳機能)③-2 連携設計を解説 ~Microsoft Azure編~

こんにちは、メケです。

ServiceNow のDynamic Translation というプラグインを使用すると様々な言語で記載された内容を、ユーザーが使用する言語に変換することが可能となります。

このページではServiceNowにてMicrosoft が提供する Azure の翻訳サービスを使用するための設定手順を解説していきます。

このような方に読んでもらいたいです。
  • ServiceNowにてAzureの翻訳サービスを使用したい方
  • ServiceNowが導入されている企業で働いている方
  • ServiceNowを今後導入検討されている方
  • 多国籍の方がServiceNowを使用している企業の方
  • プログラミングなし(ノーコード)で翻訳機能を取り入れたい方

この記事を読むことで、Azureを使用した翻訳サービスを使用することができ、職場で使用しているServiceNowを使用したシステムをより使いやすいものにすることができます。

目次

前提条件

このページでは以下の設定が行われている前提で記載しています。

前提条件
  • Microsoft Azure の翻訳サービス設定
  • Service Now Dynamice Translatorプラグインインストール

ServiceNow:Dynamic Translation プラグインインストール

ServiceNowのDynamic Translationという動的翻訳用のプラグインのインストール方法は以下で紹介しておりますので、まだの方は参考にして下さい。

あわせて読みたい
【ServiceNow】Dynamic Translation (翻訳機能)①プラグインインストール手順 こんにちはメケです。 ServiceNowのプラグインに動的翻訳を行ってくれるものがあります。今回は動的翻訳に必要なプラグインのインストール手順について解説します。 こ...

Microsoft Azure の翻訳サービス設定

Microsoft Azureでの翻訳サービスについての設定手順は以下で紹介しておりますので、まだの方は下記を参照して下さい。

あわせて読みたい
【ServiceNow】Dynamic Translation (翻訳機能) ②-2 Microsoft Azureでの翻訳設定 こんにちは、メケです。 この記事ではMicrosoft Azureを使用した翻訳サービスの設定について解説します。 Azureの翻訳サービスには無料枠が用意されています。この無料...

ServiceNowでの各種設定

ServiceNowにログインし、 Microsoft Azureでの翻訳サービスと連携するための各種設定をしていきます。

Connection & Credential Aliases (接続 & 資格情報エイリアス)

フィルターナビゲーターに”cred”と入力します。

[Connection & Credentials] ▶ [Connection & Credential Aliases] をクリックします。

一覧に表示される『MicrosoftTranslation』をクリックします。

sn_ms_trans_spoke.MicrosoftTranslation

画面下のConnectionsタブにて「New」ボタンをクリックします。

Connections(接続)

赤枠部を入力します。

Credential(資格情報)は新たに作成するものを使用します。
虫眼鏡のアイコン🔍をクリックし、Credentialsのウィンドウで「New」ボタンをクリックします。

設定が必要な項目
  • [Name]:MS connection ※任意の名前でOKです。
  • [Credential]:(新規で作成したものを選択します。)
  • [Connection URL]:https://api.cognitive.microsofttranslator.com/

他の項目はデフォルトのままで大丈夫です。

Credentials(資格情報)

どのタイプの資格情報を作成するか?を聞かれていますので「API Key Credentials」をクリックします。

「API Key Credentials」 画面にて赤枠部を入力後「Submit」ボタンをクリックします。

設定が必要な項目
  • [Name]:MS credential ※任意の名前でOKです。
  • [API Keys]:(Microsoft AzureのTranslatorServiceで作成したキー1を使います。)

他の項目はデフォルトのままで大丈夫です。

API Keys に設定する値(AzureのTranslatorServiceで作成したキー1)がわからない場合はコチラに戻って確認してみて下さい。

まとめ

今回はServiceNowとMicrosoft Azure を連携させて翻訳を行うための設定について解説しました。

Google Cloud Platform での設定と比べるとシンプルでした。

次回

次回は、『Flow Designer』を使用して設定内容が正しいかを確認してみます。詳細は以下の記事を参考にしてみて下さい。

あわせて読みたい
【ServiceNow】Dynamic Translation(翻訳機能)④Flow Dsigenerでの確認方法 こんにちは、メケです。 これまでに以下のいずれかの翻訳プロバイダサービスの設定をしてきました。 GoogleMicrosoftIBM 実際に使って見る前に以下を確認してみましょう...

動的翻訳設定におけるまとめ記事は以下になります。

あわせて読みたい
【ServiceNow】Dynamic Translation(翻訳機能)まとめ ~設定方法を画像つき日本語で徹底解説~ こんにちは、メケです。 この記事ではServiceNowに関わる方に対して、翻訳機能の紹介および詳細な設定方法を解説していきます。 プラグインを使用することで難しいプロ...
ブログランキング・にほんブログ村へ
よかったらシェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IT業界で10年以上働くエンジニアです。

ServiceNowを通じて様々な事を学び、発信していきたいです。

■ServiceNow保有資格
 CSA(Certified System Administrator)
 CAD(Certified Application Developer)

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次